初夏の緑につつまれた野川の水質調査 狛江・生活者ネットワーク
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2006 年 6 月 5 日     カテゴリ:食・環境
初夏の緑につつまれた野川の水質調査

 今日はネットメンバーも狛江市環境週間の一環である野川の水質調査に参加しました。(狛江市環境を考える会のメンバーが3ヶ月毎に経年変化を記録しています。)
右の写真は小金橋付近の野川河川水のCODをパックテストをした結果。左の濃いピンクに近いほどきれいな水質。右の黄土色に近づくほど有機物などで汚れている。

 午前10時、集合場所の小金橋ではすでに環境を考える会の世話人が準備を始めていました。野川は国分寺崖線下から湧き出て、野川に流れ込む湧水が水源の川です。湧水が豊かだった頃は水量とともに清流が流域の田畑を潤していました。しかし近年多くの湧水が涸れ、極端に水量が減少しているだけではなく、今日の小金橋付近には水の流れすらありません。

 小金橋の午前10時の天候は曇り、気温は20.1℃、水温は21℃です。本来なら流れがあり、陽射しの影響の少ない橋の下あたりの河川水をペットボトルに汲んで水質検査をするのがよいとのことですが、今日は大きい水溜り状態のところから汲むしかありません。よどんでいて水面には水際に生えている夏草などの浮遊物も肉眼で見えています。 

 そうこうするうちに他の環境を考える会のメンバーが、ここより下流のハイタウン近くにかかっている谷戸橋下の野川の水を汲んできてくれました。今日の谷戸橋下流は水量もわりあい豊かで、流れもあります。

 谷戸橋の午前10時の天候は曇り、気温は18.5℃、水温は20℃です。

 さあいよいよ2箇所で取水したものの水質調査です。どんな結果がでるのか楽しみです。調査道具はすでに試薬が注入してある共立理化学研究所の簡易パックテストです。

@まず、PH検査をしました。
 小金橋  pH9.5 強アルカリの結果がでました。パックは藍色になっています。
 谷戸橋  pH7.0 6が中性なのでややアルカリ。パックはグリーンになっています。
水流のあるなしが影響しているようで、前回調査の3月は小金橋は7.5だったそうです。

A次にアンモニア性窒素を検査しました。
 小金橋  0
 谷戸橋  0
 パックは透明のままです。ここ数日集中豪雨もなく、どちらの取水地点も下水からのオーバーフローがないためでしょうか。NH4の検出はされませんでした。

B次は亜硝酸窒素を検査しました。
 小金橋  0
 谷戸橋  0.02 パックがわずかにピンクに色づきました。NO2が少し検出されました。
 
C最後の検査はCOD(化学的酸素消費量)の検査です。
 小金橋  8.0
 谷戸橋  10.0
0〜100までを7段階にわけて比較します。前回調査した3月に比較して、数値は倍増しています。6月5日同時に多摩川でも調査が行われましたが、多摩川のCODは五本松、水道橋2ケ所とも5だったそうで、今回の結果は野川のほうが汚れているとの結果がでました。

D水の滞留の影響がはっきりと表れたのが透明度検査です。
太い試験管状のガラス製の容器に1m(現在他自治体では1.3メートルまで水を入れて検査しているようです。)まで河川水をいれ、底にある二重線の十字がはっきり見えるところまで水量を減らしていきます。

 小金橋 56cm
 谷戸橋 82cm …100pに近いほど透明度があるということ
という結果が出ました。やはり流水を取水したものとの違いがでたようです。(同日同様の水質調査が行われた多摩川では、なんと五本松地点で取水した河川水は透明度98pだったそうです。水道橋下の河川水は49pとのことです。)

 狛江市民にとってとても身近で、親しまれている川ー野川です。将来にわたって湧水の豊かな清流をひきつぐために私たちは何をしたらよいのでしょうか。

 写真左下 透明度を測っているところ。
写真右下 谷戸橋下流世田谷区境の野川は水量も流れもある
 


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